誤算

2010-10-31(日) 

すすき” 野原に一際白く ふさふさ とそして ゆらゆら と
秋の七草にも数えられ、魔除けの力もあるとのこと

餌盗りも退治してくれればと、頭にいっぱい巻き付け
渡船で沖磯へ出陣

なんてこともなく、ちょっと遅れて渡船場へ

港

空を見上げれば、夜も白じみ
お日様の登場を、今か今かと待ちわびている


「もう少し待ってね」と渡船に飛び乗ると
船長から出迎えの一言が

「帰りは何時だ」
時間を告げると

「A級瀬とこの前のとこがある」
「風向きを考えると、この前のとこだ」
「さ~何とする」

船長アドバイスに従い、先週の場所

海9

マダイを狙うならこの水道から沖向きに
仕掛けを流すと良いそうだが

今回もターゲットはメジナ(グレ・クロ)
北向きのポイントへ移動すると潮目が遠くに見える

海5

「あ~今日も潮、動いてないなぁ・・・」
ま~そこは腕で釣るからと、気合十分で準備開始

海3

足元のサラシが、気持ち前回より大きく
白泡を沖へ押し出している

これは期待持てそうだ

海2

しっしっし、今回は、こんなこともあろうと
重めのチヌ用集魚剤を持参

これなら深ダナのギョギョ達もヤル気出るのでは?
ドキューン” 狙い撃ちだ

な~んて空想を膨らませていると
サラシの下からデカバンが ムクッ” 
と出る映像が脳裏を・・・

海

妄想はこの辺にして、先ずは、ポイント作り
サラシの切れ目へ撒き餌をチョボチョボと

その内だんだんとエスカレートし
「グレ~いでよ、これでもか~」と言う程入れ

「ふ~、この辺にしておくかな」と
一時、馴染むまで、仕掛け作りに

遠くの磯々では、釣り師達が既に竿を出し
ギョギョ達との決戦の火蓋(ひぶた)が切って落とされている

海6

さ~期待を胸に
「一投目行きます」
「丁稚です。よろしくお願いし~す」

竿

と海に挨拶をしつつウキを眺めていると
黒い物体がウキの周りに・・・

明らかにメジナ(グレ・クロ)とは
異なるシルエットが

すっと引き込まれたウキに
慌(あわ)てて合わせを入れると

竿曲がり

竿先を叩(たた)く引き
上がって来たのは

イシダイ

イシダイ君

黒い物体は避けられているが
仕掛けが立っている証拠

ちょっと仕掛けをいじり
再度挑戦

撒き餌の中心に仕掛けが馴染むと
ウキが斜めに引かれ行く

ギョギョのアタリだ

軽く合わせを入れる

ギュッギュ・ギュッギュ引くが
最初だけで力尽き浮いて来た

ウマズラ

黒い物体の正体は
どやらウマズラ君の様だ

一面に散在する彼らを
どうやってかわすか、考えもんだ

一転、瀬際を狙うも

ミニマダイ

ミニマダイが・・・

色々試みるも、ウマズラ・イシダイのオンパレード

釣れぬ時ほど、気が散るもので
それにしても寒い

「無風で日が照れば暑いはず」
「ま~先週も暑かったんだし」と
高を括ってウエアはレインをチョイスするも

そこはヘナチョコ軍団

予想は見事ハズレ
最低気温は一桁前半、陸側からの風は10mの強風

「う~たまらん」

少しポイントを岩陰側に移し
我慢の釣が続く

待てど暮らせど太陽が出る気配も無く
予報に反し空一面の曇

どうやら最高気温もギリギリ二桁だったようで
寒かった筈(はず)だ

よ~し、次回は、冬用ウエアで
バッチリだぁぁぁー


と気持ちは既に 『次週へ』 ってオイ
まだ、始まったばかりじゃぁー

気を取り直し、仕掛けを打ち返すと
撒き餌に青白い物体が少し遅れてチラチラと

「もしや」と少し ずらし仕掛けを入れると
ウキが スー”

「いただきぃー」と合わせを入れると
下へ下へと突っ込む引き

竿で溜めると

竿曲がり2

モコ” 水面に浮いたのは
紛れも無くメジナ(グレ・クロ)

グレ

「いや~嬉しいねぇ~」
折れかけた心が ヒョコ” と音を立て戻り
にやにや顔に

がっ、連荘(れんりゃん)とはならず

メジナ(グレ・クロ)が出てくるタイミングを見計らうも
ウマズラ達が「こんちはぁー」と現れる

それにしてもタナが深い

ならばと、あれやこれやと試みると
ウキが スパッ” 上がって来たのは

「をををー、メジナ(グレ・クロ)じゃん」

グレ2

ポツポツだが本命が来ると
テンションが上がるよね~

ならばと、少しはなれた潮目をダイレクトに狙うと
今度はマダイが登場

がっ、微妙なサイズに苦笑い

マダイ

直ぐに、潮目はウマズラ君だらけに

どうやら、ウマズラ君達を如何(いか)にかわすか
で雌雄が決するみたいだ・・

とは言いつつも、人間現金なもので
肝は『餌盗りとの分離』と分かっていても

下でチラチラ見えるメジナ(グレ・クロ)
にヤキモキ・ヤキモキ

ついつい仕掛けを手前に入れたくなってしまう

「ま~何処を釣っても同じなんだから」と
開き直り、撒き餌の中心を狙うことに

ちょっとずつタイミングをずらし
ひたすら本命が出るまで手返し勝負

するとウキが今までに無いスピードで海中へ

「とりゃー」と合わせを入れると
張り根の下へ グングン” と突っ込んで行く

竿曲がり3

「わぁぁぁー、切られるぅぅぅー」

磯際に出て、竿で溜める

竿曲がり5

「あれっ、動かない、潜(もぐ)られた?」
少し引っ張ると

ギュギュギュギュー”

「居る居る」

そのまま、竿で溜め続けると
 ぷか~”

グレ3

なんとか、かんとかメジナ(グレ・クロ)登場
同じパターンでもう一匹追加

グレ5

漸(ようや)く風も治まり
雲の切れ間から青空が顔を出している

海7

時折差す、優しい光が冷えた体に温もりを与えてくれる
「あったかぁ~」

至福のときだ

気付けばサラシも無くなり
当て潮状態に

海8

ホンワカ気分で仕掛けを打ち返していると
「ありっ、餌が残る」

餌

がっ、今度は餌が無い

「んんん~」
あるタイミングだけ餌が残る様だ

「今かな?」と仕掛けを入れると
ウキが足元のオーバーハングの前へまで流れて来た
餌盗りをかわした様だ

シモリ出したウキを眺めつつ
少し道糸にテンションを加えると

ドキューン” 結構な引き

「させるかぁぁぁー」
と耐えていると方向を変え、沖の方へ

「ラッキー」

メジナ(グレ・クロ)と違う引きに
「マダイかも」
と慎重にやり取りすると

今度は、瀬際へ突っ込んで来た
浮きかけたかと思うと、また突っ込む

粘る相手

「切られてたまるか」
と腕を前に突き出し応戦すると

竿曲がり6

白っぽい魚体が キラリ”

チヌ

クロダイ(チヌ・クロ)君だ

その後メジナ(グレ・クロ)の姿も見えなくなり

結果、30cm前後メジナ(グレ・クロ)5
クロダイ(チヌ・クロ)1、フグ1、ミニマダイ7
イシダイ&ウマズラ多数で終了

釣果

渡船に戻ると大勢の釣師達が
無言で座っている

船

動かぬ潮に苦戦を強いられた様で・・・

海10

う~ん、作戦を練り直さねば


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